こちらは、クレッシェンドの高級ゾーンのアイテムです。
見て良さが分かる貴方はバブルを経験されているか、良いものを着てこられた方ですね。
仕立てこそそこまでではないですが、きじがとても良いです。
小売価格は上下で10万円!!

少し前までは、このプライス位は普通にこなしてたんですけどね。時代もかわったのでクレッシェンドも変わりましたが残った知識を少しでも残して伝えたく書きました。
先ずは生地です。イタリアの軽量ウールを使ってます。
名前の通り軽いです、そして暖か。
ですが、ウールでブランドの
バルファやラナ・ガット
の糸ではございません。そこの糸を使ってたらタグが付きます。
こちらの商品はローカルウールを使ってますね。毛は紡毛です。
なので10万円で収まってるのかも。
ブランド糸は梳毛を使ってます。分かりやすく言うと、長い毛を使ってます。
長い毛を使うので柔らかく肌への攻撃が少なくなります。
綿素材で例えると超長綿って事です。子育てしてたら、目にしたのでは?w
こちらも長い繊維を集めて作ります。確か35mm以上と記憶しております。
長いので肌への攻撃性が低い上に繊維が出にくいの鼻毛の無い赤ちゃんでも安心って事ですw
ショップに行ってウール物を買う時は触って店員さんに聞いてみると面白いかもw
ボウモウですかソモウですか?って。店員さん泣かせなのでやめてくださいねw
僕は分かりますけどねw
殆ど紡毛でしょうね。高い梳毛を使う意味が無いですからww
もっと、語りたいですが終わらないのでw



この水玉はインターシャで出しています。
ニットの柄を出す方法の1つなのですが、一般的なのはジャガード織。
ジャガードは裏に出したい柄の糸をひいて織るので、黒地に白の柄を出そうと思うと黒が混じってグレイに見えてしまう難点があります。
変わって、インターシャは出したいところにきたら糸を変えます。手間ですが、糸が混じらないのでハッキリ出せる利点があります。
これはどうでしょうか?
利点、活かしてね~じゃん!!w
三者混で杢糸なのに。って所が気に入ってますw
それを日本で縫製して、無駄にタック入れたり
これのようにコンシールファスナー

で、裏地はキュプラ。
贅沢過ぎますw
最近はプチプラファッションでファスナー丸見えでも良くなりました。
あれは簡単で安く済むので使われてます。
例えば天巾の狭いブラウスを作ろうとしたら。
頭が通るように型紙を前身1後ろ身2必要ですが。剝き出しファスナー使用なら前後1枚ずつでいけちゃうんですよねw
で、ファスナー入れるところをチョキチョキして、叩いて終了w
色々あるのですが、裁断の段階でもそれだけの違いがあるって事です。
そして、裏地のキュプラです。
これを体感したらやばいですよw
吸湿性が良く、蒸れなくて、肌触りが最高。
こう言った商品は日常生活で要らない時代になりました。
でも、知ってて着ない。のと、知らずに着ない。のとでは大きく違うと思ってます。
あれはなんで高いのか、これはなぜ安いのか。違いが分かって欲しくて長々書いちゃいましたw
長ったらしくなったのでこの辺で~~w